こんにちは!埼九運輸です。
夏の暑さが嘘のように、めっきり涼しくなりましたね。 この時期気を付けなくてはいけないのが、台風。 今年も台風は日本列島へ猛威を振るい、大変な思いをされた方も多いと思います。
さて、みなさんは「車で出かける用事があるけど、台風が接近してるし運転して大丈夫かな?」と迷った経験はありますか?
我々運送事業者も、台風等の異常気象には、いつも大いに悩まされています。
荷物を早くお客様のもとへお届けしたいのはやまやまですが、 トラックが横転したり、事故に遭ってしまっては、元も子もないですよね。 何より、ドライバーさんの安全が脅かされることは、絶対にあってはなりません。
では、異常気象が予想される中で、運転できるかどうか、どのように判断すればいいのでしょうか。
実は、国土交通省により、異常気象時の輸送の安全確保の目安が定められているんです。 この目安を基に、実際の気象情報と照らし合わせて、安全に運転ができるかどうかを判断します。
国土交通省「輸送の安全を確保し、持続的な物流機能を維持するため、台風等による異常気象時下における輸送の目安を定めます。~輸送の安全を確保するための措置を講じる目安の設定~」https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000210.html 今回はこちら↑のページから、安全確保の目安の一部をご紹介します。
例えば、目安として風の強さをチェックします。 風が秒速10m~15mで吹いていると、スピードを出して運転している場合、車は横風に流される感覚になります。 そんなときは、運転時に安全確保のための対策を行う必要があると判断されます。 また、風速が秒速30m以上のときは、トラックが横転する可能性が高いので、「輸送することは適切ではない」としています。
また、降雨量も目安の一つです。 1時間に30mm~50mmの雨が降っているときは、タイヤと路面の間に水が入り込み、ブレーキが効かなくなる 「ハイドロプレーニング現象」が発生するため、「輸送を中止することも検討するべき」としています。
今回は、荷物を安全に輸送するための目安の中のほんの一部をご紹介しました。
トラックを運転される方も、自家用車を運転される方も、 運転前は常に最新の気象情報のチェックを心がけましょう。 そして天候が悪い日には無理をせず、ご自分の安全を第一にしてくださいね!
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